スタッフブログ

令和3年度えごま定植作業が終わりました。

2021年07月09日

長らくスタッフブログの更新が滞ってしまいました。
そんなこんなしているうちに、GW明けからえごま播種作業が始まり、育苗管理を経て奥出雲町内の契約栽培農家の皆様へ配布させていただきました。
そして、ほぼ例年通りのスケジュールで畑への植え付け作業が完了する運びとなりました。

えごまの種蒔きの様子

発芽したえごま えごま苗育苗の様子

 







さて、今年も奥出雲町産えごまは栽培指針を設けて、こだわりを持って栽培していきます。
栽培指針の特徴は以下の通りです。

①土づくり~収穫まで化学農薬・化学肥料は使用しない。

②品種は田村黒種を基本とする。
 使用する種子・苗は原則として(株)サンエイト農業事業部が配布したものを使用すること。
 ※使用する種子は奥出雲町内で自家採取しています。

③奥出雲町内で収穫されたえごま種実は(株)サンエイトが全量買取する。

まず、①の栽培指針について。
栽培期間中に化学農薬・化学肥料を使用しないことを基本とする委託栽培契約を(株)サンエイトと各農家さんで締結しています。
えごまは痩せた土地でも生育する比較的強い作物です。そのため、奥出雲の大地に身を任せるとともに地元の堆肥・発酵鶏糞・苦土石灰等を使用した土づくりを行っています。
農薬については、えごまに対する登録がほとんどないんです。だから自ずと化学農薬を使用する機会がなくなります。鱗翅目(蛾の幼虫等)が発生した場合は、有機JAS認証でも使用できるBT剤(BT剤とは土壌細菌Bacillus thuringiensis (バチルス・チューリンゲンシス)を用いた生物農薬)を使用します。
環境に過度な負荷をかけることなく、奥出雲の自然とともにすくすくと育ったえごまだけを使用しています。

そして、②の品種について
奥出雲町産えごま油・島根県産えごま油で使用するえごま種実は田村黒種を使用しています。
これは奥出雲町でえごま栽培が始まった当初から栽培している品種です。
福島県田村市がルーツの品種です。

最後に、③の全量買取について
契約農家で丹精込めて収穫されたえごま種実は全量私たちが直接買取しています。
せっかく手塩にかけて育てていただいたえごま種実を無駄にすることなく、えごま油を搾油しています。
また、買取価格をできる限り高くして所得安定対策を信念としています。
えごま栽培農家と私たちそれぞれがきちんと儲けて、地域経済を循環させていきたいと考えています。

これからもご利用いただく皆様に安心して、納得してご使用いただけるように頑張ります。
何かご不明な点等ございましたら、問合せフォームよりご連絡ください。
今後とも変わらぬご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。